伯山堂薬局虎ノ門店、保険調剤が主の薬局です。薬局にも種類というかタイプがあって、マツキヨみたいに市販の薬をメインに扱ってるところと、病院から出される処方箋にそって出される薬を主に扱うところの二つがあります。


個人でやってる薬局のうち、市販の薬をメインにしているところは今、往々にして経営が苦しい場合が多いです。原因としては二つ、マツキヨやツルハみたいな大型で種類の豊富な店が店舗数を伸ばしてきたこと。それとローソンなどのコンビニがドリンクなどの医薬部外品を取り扱えるようになったことです。


対して処方箋メインのところは、逆に安定するようになりました。結構前から病院、特に総合病院が院外処方を推進した影響で、自分たちのところに処方箋が下りて来やすくなったためです。
また、処方メインの店舗の特徴として、省スペース、近くの病院が処方する薬品を揃えられるだけのスペースでよいというものがあります。そのため、大きい病院の周りでは小さな保険調剤の薬局が乱立しやすく、市販メインの所とは別の部分で競争に激しいものがあります。


さて、どちらにしてもいなくてはならない存在は薬剤師です。この薬剤師という資格、弁護士や公認会計士などと並んでびっくりするぐらい稼げる資格の一つです。しかしそれもお勤めになった場合の話、実際薬局を開いて稼ぐのは先ほどのように難しいのです。


ではどうやって儲けるか。それはパートとして薬局で働くことです。研究者やサラリーマンとして働くというのもありますが、そちらの方は人があぶれるほどとのこと。
逆に薬局のパートですが、求人は途切れることなく存在し、また制限のかかる年齢は100歳弱です。給料も公務員のそれより5万前後上だったりします。


薬学部が6年間の履修を必要とする時代になりましたが、今からでも目指してみてはいかがでしょうか?